adiaryをIE8(IE8モードの標準準拠時)に対応させたときのメモ。
DOCTYPEレンダリングモード以外に、IE6/7互換設定を一切無視してIE8以降の標準でレンダリングさせる。
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" />
IE8ならば本来、
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0)
となるはずですが、IE8側で例のIE7互換性設定がされていると(厄介なことにイントラネットでは標準でオン)、
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0)
となる。仕方が無いので「Trident/4.0」を見てIE8と判別する。
CSSの @charset宣言 は必ず1行目に書く必要がありますが、IE8の@charsetは仕様に厳格でないといけないようです。
@charset "EUC-JP"
このとき「@charset」と「"EUC-JP"」の間は半角スペース1個でないとIE8は認識しません。TABや半角スペース2個以上では認識しません。
ちなみにこのIE8の実装が正しい動作のようです。
Firefox等では以前より直接入力できなかったのですが、IE8でもこれができなくなりました。テキストボックスがグレーアウトします。
MSによると
歴史的に見て、HTML の ファイル アップロード コントロール (input type=file) はかなりの数の公開された脆弱性の温床であり続けました。この問題を解決するため、このコントロールの動作について二つの変更を加えました。
ユーザーの入力するローカルのファイル パスをキーストロークの監視によって盗む攻撃を防ぐため、ファイル パスの編集ボックスを読み取り専用としました。ファイルをアップロードする場合、ファイルの参照ダイアログを利用して、ファイルを指定する必要があります。
ついでにファイルのパスを送る病(これは設定できる)も変更されたようです。
IE8において大きめの textarea の挙動がおかしい。
- 右のスクロールバーが中間(一番上や一番下以外)の位置にある。
- スクロールバー付近か行をまたがって入力されるなど、文字が多めに入力されている状態である。
そのとき、特定の行で文字を入力すると、未確定状態・確定状態に関わらず文字を入力するごとにスクロールバーが勝手に移動するという謎のバグがあります。
さらに、スタイルでline-heightが100%より大きく指定されていると、1文字入力するごとに、スクロールバーがガクガク上下に移動し、大変に使いにくくなります。
回避策は不明(CSSをoffにしても発生します)間違え。詳しい情報が分かりましたら、コメントでもTBでもお知らせ願えると助かります。
position:absolute
にしてあげると問題はおきない模様。どうも1文字入力するごとにオブジェクトの位置計算ルーチンか何かが走っているらしく、その辺の計算が重くなってくるとバグる模様。position:absolute ってわけにもいかないしなあ。
position:absolute で回避する技が(アップデートで)いつの間にか使えなくなってました。IEがabsoluteを正しく解釈して、absoluteでレンダリングされるのでほかの表示が崩れる。
IE8では、"abcd".substr(-1)をすると"abcd"が返ってきます。(正しくは"d"です)
文字列の最後の文字を判定する際によく使う方法なので、かなり厄介なバグです。